PATMOα(パトモアルファ)の使い方

アイホンの集合住宅用インターホンシステム「PATMOα(パトモアルファ)」の使い方について動画を元に説明します。PATMOαは使いやすさと安全性を兼ね備えた現代的なインターホンシステムです。

目次

基本操作

基本操作について、主要な機能をご紹介します。

日時設定

  • 機能を正しく使用するために、使用前に必ず日時設定を行ってください。
  • 設定が必要な場合、お知らせランプが青く点滅します。
  • お知らせボタンを押し、F1、F2ボタンで年、月、日、時、分を順に設定します。
  • 分を決定すると設定完了です。

通話と解錠方法

  • エントランスから呼び出しがあると、インターホン親機から呼び出し音が鳴り、画面にカメラ映像が表示されます。
  • 通話するには、緑色のランプが点滅している通話ボタンを押します。
  • エントランスのオートドアを解錠するには、橙色のランプが点滅している解除ボタンを押します。
  • 通話を終了するには、終了ボタンを押します。

来客録画の確認方法

  • 留守中の来訪者の様子を後から確認できます。
  • 新着のお知らせがある場合、お知らせランプが青く点滅します。
  • お知らせボタンを押すと、留守録画の有無が表示されます。
  • 来客録画画面では、呼び出しの日時も表示されます。
  • F2ボタンで他の新着録画映像を確認できます。
  • メニューボタンを押すと録画が再生され、再度押すと停止します。

日時設定、通話・解錠操作、来客録画の確認など、基本的な機能を簡単に使用できます。特に来客録画機能は、留守中の来訪者確認に役立つ便利な機能です。

エントランスから呼び出されたら

エントランスからの呼び出し対応方法をご紹介します。

基本的な呼び出し対応

  • エントランスから呼び出されると、集合玄関機のカメラ映像が表示されます。
  • 通話ボタンを押すと、約1分間の通話が可能です。
  • オートロックを解除するには、通話中に解除ボタンを押します。
  • 解除後約10秒で通話が終了し、画面が消えます。

自動録画機能

  • 呼び出し後、1秒間に1枚のペースで6秒間、来訪者を自動録画します。
  • 録画中は「録画中」と表示され、最大40件保存可能です。

通話の延長

  • 約45秒後に「延長」が表示されたら、F2ボタンで延長できます。
  • 2回まで延長可能で、最大約3分間の通話ができます。

画面表示の調整

  • F1ボタンでズーム画面とワイド画面を切り替えられます。
  • お知らせボタンとF2ボタンで画面の明るさを調整できます。
  • 逆光や夜間の映像補正も可能です。

受話音量の調整

  • 通話中にお知らせボタンとF1ボタンで受話音量を変更できます。

エントランスからの呼び出しに対して、通話、解錠、画面調整、音量調整など、様々な機能を簡単に操作できます。自動録画機能や画面調整機能により、来訪者の確認がより確実に行えます。

住戸玄関(カメラ付玄関子機)から呼び出されたら

住戸玄関からの呼び出し対応方法をご紹介します。

呼び出し時の画面表示

  • 住戸玄関から呼び出されると、カメラ付き玄関子機で撮影した来訪者の映像が表示されます。

通話の開始と終了

  • 通話を開始するには「通話」ボタンを押します。
  • 通話は約1分間可能で、時間が過ぎると自動的に終了します。
  • 手動で終了する場合は「終了」ボタンを押します。
  • 通話が終了すると映像も消えます。

通話の延長

  • 約45秒後に「延長」が表示されたら、F2ボタンを押すことで通話を延長できます。
  • 延長は2回まで可能で、最大約3分間の通話ができます。

自動録画機能

  • 呼び出し後、1秒間に1枚のペースで6秒間、来訪者を自動で録画します。
  • 録画中は「録画中」と表示されます。
  • 録画画像は40件まで保存可能です。

設定の変更

  • 画面の明るさ、見やすさ、受話音量を変更したい場合は、「お知らせ」ボタンを押して設定を変更できます。

自動録画機能や通話延長機能など、便利な機能が搭載されているので、来訪者の確認や対応がスムーズに行えます。

来客録画を確認するには

来客録画機能の使用方法をご紹介します。

来客録画の確認方法

  • 新着のお知らせがある場合、お知らせ表示灯が点滅します。
  • お知らせボタンを押すと、「留守録画あります」と表示されます。
  • 再度お知らせボタンを押すと、来客録画画面が表示されます。
  • 新着の来客録画には星マークが表示され、日時も確認できます。
  • F1、F2ボタンで見たい来客録画を選択できます。

来客録画の再生方法

  • 来客録画画面でメニューボタンを押すと再生が始まります。
  • 再生中にメニューボタンを押すと一時停止できます。

来客録画の消去方法

  • 個別消去:来客録画画面でお知らせボタン→F1ボタン→メニューボタンの順に押します。
  • 全件消去:メニューボタン→各種設定→録画→録画画像の全消去を選択し、F2ボタンで確定します。

来客録画の保護機能

  • 最大10件まで来客録画を保護できます。
  • 保護したい来客録画を表示し、お知らせボタン→F2ボタンの順に押します。
  • 保護された録画には保護マークが表示されます。

注意事項:来客録画機能を正しく使用するために、必ず日時の設定を行ってください。

PATMOαの来客録画機能は留守中の来訪者確認に非常に便利です。簡単な操作で録画の確認、再生、消去、保護ができるため、セキュリティ面でも安心感を提供します。日時設定を忘れずに行い、この便利な機能を有効に活用しましょう。

防犯設定とは

PATMOαの防犯設定は、玄関や窓に設置された防犯センサーと連動して、これらが開いた際にインターホンでお知らせする機能です。この機能により、住居のセキュリティを高めることができます。

防犯設定には3つのモードがあります。

①外出防犯モード:

  • 外出時に使用します。
  • 設定後、一定時間経過してから警戒状態になります。
  • 外出する時間的余裕があるため、安全に外出できます。

②在宅防犯モード

  • 就寝時など、在宅時に使用します。
  • 設定後、すぐに警戒状態になります。
  • 在宅中の急な侵入に即座に対応できます。

③シンプル防犯モード

  • 外出防犯・在宅防犯の選択が不要で、ワンタッチで設定できます。
  • 設定後、一定時間経過してから警戒状態になります。
  • 使い方が簡単で、設定忘れを防ぐことができます。

注意点

  • 防犯モードは施工時に設定され、後から変更することはできません。
  • お使いのシステムがどのモードに設定されているかを確認し、適切に使用することが重要です。

PATMOαの防犯設定機能はライフスタイルや使用環境に合わせて選択でき、住居のセキュリティを効果的に高めることができます。日々の生活の中で、この機能を活用し、安心・安全な住環境を維持しましょう。

防犯モードを開始するには(外出時)

防犯モードの設定方法についてご紹介します。

事前準備:暗証番号の設定

  • 不審者による不正な解除を防ぐため、事前に暗証番号を設定することが重要です。
  • 「暗証番号の設定」で「暗証番号を使用する」を選び、4桁の番号を設定してください。

外出防犯モードのセット方法

  • 外出前に玄関と窓の施錠を必ず確認してください。
  • メニューボタンを2回押し、その後お知らせボタンを押します。
  • 警戒設定が開始されるまでの時間が表示されます。この時間内に玄関から出てください。
  • 設定時間が経過すると、モニター付き親機から警告音が鳴り、玄関子機の警報LEDが約2秒間点滅して警戒状態になります。

シンプル防犯モードについて

  • インターホンの施工時にシンプル防犯モードに設定されている場合、外出防犯・在宅防犯の選択はありません。
  • 防犯セットから一定時間経過後、自動的に警戒状態になります。

PATMOαの防犯モードは、外出時の安全を確保するための重要な機能です。暗証番号の設定を忘れずに行い、外出時には必ず防犯モードをセットすることをお勧めします。また、お住まいのシステムがシンプル防犯モードに設定されているかどうかを確認し、適切に使用することが大切です。この機能を有効に活用することで、より安心して外出できるでしょう。

音の設定を変更するには

音の設定変更方法についてご紹介します。

呼び出し音量の調節

PATMOαでは、呼び出し音量を簡単に調節することができます。ただし、安全性を考慮して、以下の重要な点に注意が必要です。

  • 呼び出し音量をゼロ(無音)に設定することも可能です。
  • しかし、音量をゼロに設定しても、管理室からの緊急呼び出しの音は必ず鳴ります。これは安全確保のための機能です。

調節方法

  1. メニューボタンを押す
  2. F1、F2ボタンで「各種設定」を選択
  3. お知らせボタンを押す
  4. 「音」を選択し、お知らせボタンを押す
  5. 「呼び出し音量」を選択し、お知らせボタンを押す
  6. 音量を調節し、お知らせボタンを押して確定
  7. 呼び出し音の変更

PATMOαでは、4種類の呼び出し音から選択でき、呼び出される場所ごとに異なる音を設定することができます。

変更方法

  1. メニューボタンを押す
  2. F1、F2ボタンで「各種設定」を選択
  3. お知らせボタンを押す
  4. 「音」を選択し、お知らせボタンを押す
  5. 「呼び出し音選択」を選択し、お知らせボタンを押す
  6. 呼び出し音を変更したい場所を選択し、お知らせボタンを押す
  7. お好みの呼び出し音を選択し、お知らせボタンを押して確定

これらの設定により、ご自身の生活スタイルや好みに合わせて、インターホンの音をカスタマイズすることができます。例えば、夜間は音量を下げたり、来客と宅配便で異なる呼び出し音を設定したりすることで、より快適な暮らしをサポートします。PATMOαの柔軟な音設定機能を活用して、快適な住環境づくりにお役立てください。

宅配ボックスに届いた荷物を確認するには

宅配ボックスに荷物が届いた場合の確認方法について説明します。

モニター付き親機での確認

  • 荷物が宅配ボックスに届くと、モニター付き親機の画面に通知画像が表示され、通知音が鳴ります。
  • 確認後、お知らせボタンを押すと、画面が消え、お知らせ表示灯が消灯します。
  • メニュー画面には、荷物を取り出すまで「荷物あり」と表示されます。

集合玄関機での確認

  • 非接触キーリーダーシステムと連動している場合、集合玄関機の非接触キーでオートロックを解除する際に利用できます。
  • オートロック解除時、画面に「着荷あり」と表示され、エントランスで荷物の到着をお知らせします。

機能の利点

  • 在宅時でも外出時でも、荷物の到着を確実に知ることができます。
  • エントランスでの確認機能により、帰宅時に荷物の有無をすぐに把握できます。
  • 荷物の取り忘れを防ぐことができ、宅配ボックスの効率的な利用につながります。

火災・ガス警報器が感知・検知したら

火災・ガス警報機能について、説明いたします。

火災警報器が作動した場合

  • モニター付き親機の画面に警報画面が表示され、音声で警報を知らせます。
  • 玄関子機でも音声警報が鳴り、警報LEDが点滅します。
  • 警報音を止めるには、F2ボタンを押します。

ガス警報器がガス漏れを検知した場合

  • 約45秒後にモニター付き親機の画面に警報画面が表示され、警報音が鳴ります。
  • 玄関子機でも同様の警報音が鳴り、警報LEDが点滅します。
  • 警報音を止めるには、F2ボタンを押します。
  • ガスがなくなると、警報音が自動停止し、警報画面と警報LEDが消えます。
  • 重要:警報中は換気扇など電気器具のスイッチに触れたり、火を使用しないでください。爆発の危険があります。

ガスCO警報器が一酸化炭素を検知した場合

  • モニター付き親機に警報画面が表示され、警報音が鳴ります。
  • 約30秒後に玄関子機でも同様の警報音が鳴り、警報LEDが点滅します。
  • 警報音を止めるには、F2ボタンを押します。
  • 窓を開けて換気をしてください。
  • 一酸化炭素がなくなると、警報音が自動停止し、警報画面と警報LEDが消えます。

PATMOαの火災・ガス警報機能は、住居の安全を守る重要な機能です。警報が鳴った場合は、落ち着いて適切な対応をしてください。特にガス漏れの場合は、電気器具の使用を避け、すぐに換気を行うことが重要です。この機能を理解し、緊急時に備えることで、より安全な住環境を維持することができます。

警戒遅延時間・発報遅延時間を変更するには

防犯設定に関する重要な機能、警戒遅延時間と発報遅延時間の設定方法について説明します。これらの機能は、玄関ドアに防犯センサーが設置されている場合に特に重要です。

警戒遅延時間とは

  • 防犯セット操作を行ってから実際に防犯モードが開始されるまでの時間のことです。
  • この時間設定により、防犯モードをセットしてから外出するまでの余裕を確保できます。

発報遅延時間とは

  • 防犯モード中に防犯センサーが感知してから警報音が鳴るまでの時間のことです。
  • この設定により、誤作動による不要な警報を防ぐことができます。

警戒遅延時間の変更方法

  • a. メニューボタンを押す
  • b. F1、F2ボタンで「各種設定」を選択し、お知らせボタンを押す
  • c. 「防犯」を選択し、お知らせボタンを押す
  • d. 「警戒遅延時間」を選択し、お知らせボタンを押す
  • e. 希望の時間を選択し、お知らせボタンを押して確定

発報遅延時間の変更方法

  • a. メニューボタンを押す
  • b. F1、F2ボタンで「各種設定」を選択し、お知らせボタンを押す
  • c. 「防犯」を選択し、お知らせボタンを押す
  • d. 「発報遅延時間」を選択し、お知らせボタンを押す
  • e. 希望の時間を選択し、お知らせボタンを押して確定

これらの設定を適切に行うことで、より使いやすく、誤作動の少ない防犯システムを実現できます。例えば、警戒遅延時間を長めに設定することで、防犯モードをセットしてからゆっくり外出できます。また、発報遅延時間を適切に設定することで、帰宅時に誤って警報が鳴るのを防ぐことができます。

ライフスタイルや住環境に合わせてこれらの時間を調整し、より快適で安全な住まいづくりにお役立てください。

説明書

さらに詳しい説明は説明書をご覧ください。 PATMOα取扱説明書

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